私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編

〜雄斗目線〜


「香音、大丈夫か?」

「うん!
 めっちゃ美味しい!!」

「なら良かった」





数十分後








箸があまり動いてない香音に気付き声をかけた

「香音……大丈夫か……?
 顔…真っ赤だぞ………」

「だい……じょー……ぶ……だょ………」

「お前………もう飲むのやめろ」

そして香音の手からお酒をとった

「あー!」

「あーじゃない
 ほら、水飲め」

「やぁ…!
 こっちー!」

「こっちはダーメ
 ほら水、口開けて」

どうにか香音の後ろに回り込み無理矢理飲ませた

「ゆぅ……とぉ………」

「ん?」

「だぃ…すき……だよぉ………」

「…………出来れば酔ってない時に言ってほしいな」

「ゆうとぉ………」

「はいはい、水飲むよー」

「やぁ………」

「嫌じゃないよー
 口開けようねー」

「ゆぅとが……飲ませてょ………」

「………自分で飲もうな
 ほら、こぼしてもしらねぇぞ」

どうにか嫌がる香音に水を飲ませた

「……おいしくない………」

「そんなもんだ」

「………ゆうと……ギュッて……して………」

「ん、これでいいか?」

「…………キス………」

「…………後でな」

「やぁ……やぁ………」
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