私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「なんでぇ…?」
「なんでって……っ!!」
俺が話している途中にまた唇を塞がれた
しかも舌をからめとられる
こんなの………どこで覚えたんだ………
激しすぎる……………前の香音じゃ………
そして急に離れたと思ったら俺の方に倒れ込んできた
俺もそれに対応できるはずもなく………二人して床に倒れた
「香音、大丈夫か?」
「…………………………」
体を少し起こしてみると俺の上で眠っている香音がいた
………可愛い……
でも良かった…………あそこでやめられなかったら俺は………理性を保てなかった
「奏斗ー」
少し離れたところにいる奏斗を呼んだ
「ん?
俺もうそっち見ても大丈夫なやつ?」
「あぁ………見たのか」
「仕方ねぇだろ
いきなりするから………」
「別に俺は責めてないが……………」
「香音、激しかったな」
「っ!!
奏斗今すぐ忘れろ!」
「えー」
「奏斗!!」
「分かってるよ
そのうちな」
「この……!」
「んで、その香音は?」
「寝てる………悪いけど運んでくれない…?」