私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「あー、分かった
ちょっと待って
文香ー起きろー」
「…………」
「おーい、文香ー」
「…………っ……かな……君…?」
「おう
文香帰るぞ
準備しとけ」
「……ぅん……」
「じゃあ少しだけ待っててな」
そして奏斗は来てくれた
「おぉ………見事に雄斗の上で寝てるな」
「だから下手に動かせねぇんだよ
ベッドの方で寝かせてもらえるか?」
「おう
じゃあ……ちょっとごめんな」
そして香音を抱き上げた
「軽っ………」
「……やっぱり…?」
「気づいてたのか…?」
「まぁ……腕細いし………」
「そうか…………」
そして奏斗は寝室の方に行った
ちゃんとすぐに戻ってきた
「香音、今まで飲まなくて正解だったな」
「あぁ、香音のお父さんの言いたいことがよく分かったよ
こんなの………変な男に捕まるのがオチだろうな………
香音が真面目な性格で助かったよ」
「だな………まさかあんなに弱いとは………」
「お父さん達は薄々気づいてたんだろうな………香音が弱いってことに………それにこんなに可愛いし………」