幼なじみ
〜っ…ダメだ!
理性持たねー!
「……美咲、ごめん、やっぱ無理だわオレ」
そう告げた途端、美咲の肩がビクッと震えた。
そして、悲しげな表情でオレを見上げる。
「……そう、だよね。ごめんね」
……は、
えっ!?
「彼女に悪いよね、こんなこと。
本当にごめんなさい」
……彼女って。
「ちょっと待って美咲」
「…え?」
「彼女っていつの話してんの?
とっくに別れたけど…」
美咲の大きな目が、一層大きく見開かれる。
まさか…。
いままでずっと、誤解してた?