君に抱いた恋心を記憶の中にそっとしまって。

そしてふと机の隅に置いてあったスマホが目に入る。そーっと手を伸ばし、スマホの電源を入れるとそこには何件か遥陽さんからメッセージが届いていた。


……やってしまった……。


スマホの電源落としてたから全然気づかなかった。寝るなんて思ってなかったから少しだけと思っていたのに……。


まさか春休み初日を寝て過ごすことになるとは。


私はとりあえずスマホを持ってリビングに行きご飯を食べた。お母さんとお父さんにバレないようにメッセージの内容をチェックする。


だけど内容はいつも話しているようなどうでもいい内容だったので少し安心した。


……だけど。


メッセージの最後の方を読んで、ご飯私食べる手を止める。
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