幸せな音
ああ、楽しい。君と一緒に食事しているだけで天にも昇る程浮かれてしまう。僕だけ楽しんでやしないか。彼女も笑ってくれているけれど、愛想笑いかも。たとえそうだとしても今この時だけはどうか許してほしい。初めてなんだ、好きな人とデートをするの。
やめてくれ、そんな顔で笑わないで。勘違いしてしまうよ、まさか僕の事を好ましく思ってくれているんじゃないかって。そんなわけないのに!
怖い、これ以上君の事を好きになるのが。でも告白しないと。たとえ振られる事になったとしても。
言え、言ってしまえ、いや、やっぱり今日は無理。今度また日を改めて告白しよう。
ダメだダメだ、こんなことを繰り返していたらきっと僕はいつか彼女を困らせる。迷惑をかけてしまう。それだけは嫌だ。
ああ、でも彼女の顔を見ると勇気が萎む。可愛いよ、可愛過ぎる。好きなんだどうしようもなく。嫌われたくない、もう一度だけでいいから遊びに行きたい、また食事がしたい。この思いを打ち明けてしまったら、きっと彼女は僕から離れていってしまう。どうしたら……。
「相良さん、今日はお月様が綺麗ですねー!」
月明かりに照らされた彼女の可憐な笑顔を見て、ああ、今だって思った。積もりに積もり焦がれるほどに燃えたこの恋心が爆発した。つい彼女の手を熱く握ってしまう。
「ひゃい!? どうしました相良さん!?」
やめてくれ、そんな顔で笑わないで。勘違いしてしまうよ、まさか僕の事を好ましく思ってくれているんじゃないかって。そんなわけないのに!
怖い、これ以上君の事を好きになるのが。でも告白しないと。たとえ振られる事になったとしても。
言え、言ってしまえ、いや、やっぱり今日は無理。今度また日を改めて告白しよう。
ダメだダメだ、こんなことを繰り返していたらきっと僕はいつか彼女を困らせる。迷惑をかけてしまう。それだけは嫌だ。
ああ、でも彼女の顔を見ると勇気が萎む。可愛いよ、可愛過ぎる。好きなんだどうしようもなく。嫌われたくない、もう一度だけでいいから遊びに行きたい、また食事がしたい。この思いを打ち明けてしまったら、きっと彼女は僕から離れていってしまう。どうしたら……。
「相良さん、今日はお月様が綺麗ですねー!」
月明かりに照らされた彼女の可憐な笑顔を見て、ああ、今だって思った。積もりに積もり焦がれるほどに燃えたこの恋心が爆発した。つい彼女の手を熱く握ってしまう。
「ひゃい!? どうしました相良さん!?」