幸せな音
「優武くん、ありがとう、命懸けで私を守ってくれて。おかげで私、かすり傷で済んじゃった」
「信愛さん、僕を探してくれて、見つけてくれて、本当にありがとう」
二人は示し合わせたように笑い合う。懺悔なんていくらでも出てきてしまう。でも優武も信愛も懺悔の言葉がほしかったわけじゃない。本当に伝えたい事は何なのか。まだその答えには辿り着けていないけれど、手探りで一番最初に掴めたのが感謝だった。
「信愛さん、僕はずっと傍で見ていたよ。ここまで来るの大変だったよね?」
「うん! すっごく大変だった! 景ちゃんと何週間も修行したんだから!」
「ありがとう、信愛さんとまたこうして触れ合って話ができるなんてすごく嬉しいよ」
「私も! 私もすっごく嬉しい!」
久しぶりに手を繋ぐ。初めてデートをした時みたいに胸が弾んだ。信愛がキスをしたいと思ったらすぐに優武が唇を重ねてくれる。なんでわかるの? 私、そんなわかりやすい顔してた? 恥ずかしくて顔が熱くなる。唇と唇が触れ合うと優武の優しさがより一層伝わって、あまりの幸せに頬が緩んでしまう。
「えへへ、やっぱり優武くんはキスが上手だなー」
「信愛さん、僕を探してくれて、見つけてくれて、本当にありがとう」
二人は示し合わせたように笑い合う。懺悔なんていくらでも出てきてしまう。でも優武も信愛も懺悔の言葉がほしかったわけじゃない。本当に伝えたい事は何なのか。まだその答えには辿り着けていないけれど、手探りで一番最初に掴めたのが感謝だった。
「信愛さん、僕はずっと傍で見ていたよ。ここまで来るの大変だったよね?」
「うん! すっごく大変だった! 景ちゃんと何週間も修行したんだから!」
「ありがとう、信愛さんとまたこうして触れ合って話ができるなんてすごく嬉しいよ」
「私も! 私もすっごく嬉しい!」
久しぶりに手を繋ぐ。初めてデートをした時みたいに胸が弾んだ。信愛がキスをしたいと思ったらすぐに優武が唇を重ねてくれる。なんでわかるの? 私、そんなわかりやすい顔してた? 恥ずかしくて顔が熱くなる。唇と唇が触れ合うと優武の優しさがより一層伝わって、あまりの幸せに頬が緩んでしまう。
「えへへ、やっぱり優武くんはキスが上手だなー」