幸せな音
「本当に今まで何も感じなかった? ふとした時に僕の気配を感じる時は全くなかった? よく眠れた日の朝は僕と一緒に居たって感覚が残っていなかった? 夢で一緒に笑い合った瞬間が心に焼き付いていた事は、一度もなかった?」
「うああああああああ……!!」
信愛はもう一度優武の胸の中で泣き崩れる。あれは気のせいなんかじゃなかったんだ。悲しみのあまりおかしくなったんだと思い込んでいた。
「大丈夫だよ? 寂しい時はいつだって君の手を握っているから」
……本、当……?
ここが思念で通じ合える世界でよかった。泣き声しか上げられなくても、心がちゃんと優武に語りかけている。
「ああ、勿論だとも。涙が止まらない時はいくらでも抱きしめるからね」
約束だよ……?
「信愛さん、忘れないで。信愛さんが笑っている時は僕も隣で笑っているんだって。ごはんがおいしいって思ったなら、それは僕もおいしいねって語りかけているんだって。気持ちよく眠れているなら、それは夢で僕と楽しく過ごしているんだって」
「うああああああああ……!!」
信愛はもう一度優武の胸の中で泣き崩れる。あれは気のせいなんかじゃなかったんだ。悲しみのあまりおかしくなったんだと思い込んでいた。
「大丈夫だよ? 寂しい時はいつだって君の手を握っているから」
……本、当……?
ここが思念で通じ合える世界でよかった。泣き声しか上げられなくても、心がちゃんと優武に語りかけている。
「ああ、勿論だとも。涙が止まらない時はいくらでも抱きしめるからね」
約束だよ……?
「信愛さん、忘れないで。信愛さんが笑っている時は僕も隣で笑っているんだって。ごはんがおいしいって思ったなら、それは僕もおいしいねって語りかけているんだって。気持ちよく眠れているなら、それは夢で僕と楽しく過ごしているんだって」