幸せな音
「うぇぇ……ごめんね、景ちゃん、汚くて……」
「そんなのいいから。それよりまだ辛い?」
「……ありがとう、だいぶ楽になってきた。実はね、食べる前から匂いでかなりキツかったんだけど、私トマトソース大好きだからいけるかなって」
「なんて無謀な……」
「でも景ちゃん、これって悪阻ってやつかな?」
「うん、間違いなく」
「あははは! 私お母さんだ!」
信愛が心底嬉しそうに笑う。景もつられて笑ってしまう。
「信愛ちゃん、お菓子でもジュースでもなんでもいいから食べられそうなもの探さないとね?」
「ええ!? そんなジャンクなモノ食べて赤ちゃん大丈夫かな?」
「普通にお店で売ってるモノなら妊娠中ずっと食べても赤ちゃんに影響が出る可能性はないと考えていいって産科医さんが言ってたから大丈夫。それより妊娠は体力勝負だからね、カロリーはできるだけとってかないと」
「景ちゃんが頼りになり過ぎる……」
この人にはお世話になりっぱなしだ。いつか少しでも恩返がしできる日が来るといいな。
「そんなのいいから。それよりまだ辛い?」
「……ありがとう、だいぶ楽になってきた。実はね、食べる前から匂いでかなりキツかったんだけど、私トマトソース大好きだからいけるかなって」
「なんて無謀な……」
「でも景ちゃん、これって悪阻ってやつかな?」
「うん、間違いなく」
「あははは! 私お母さんだ!」
信愛が心底嬉しそうに笑う。景もつられて笑ってしまう。
「信愛ちゃん、お菓子でもジュースでもなんでもいいから食べられそうなもの探さないとね?」
「ええ!? そんなジャンクなモノ食べて赤ちゃん大丈夫かな?」
「普通にお店で売ってるモノなら妊娠中ずっと食べても赤ちゃんに影響が出る可能性はないと考えていいって産科医さんが言ってたから大丈夫。それより妊娠は体力勝負だからね、カロリーはできるだけとってかないと」
「景ちゃんが頼りになり過ぎる……」
この人にはお世話になりっぱなしだ。いつか少しでも恩返がしできる日が来るといいな。