幸せな音
さっきまでとても不安で怖い事があったような気がしたけれど、はて、なんの事だったか。
「……信愛さん……? ごめんね、寝ちゃってたみたい」
ああ、もう起きちゃった……!? 恥ずかしそうに顔を起こそうとする優武。
「ていっ!」
「えっ!?」
信愛は優武の頭をがしっと両手で掴んで起きるのを阻止する。ぐぐぐっと力任せに優武の顔を元の位置に戻す。
「信愛さん、これは……?」
「いいじゃない、もう少しこうしていたって。なんだか久しぶりなんだもん、こういうの」
「信愛さんがいいなら、いくらでも延長お願いしちゃいますけど?」
「えへへ、よしよし、素直でよろしー」
優武の頭を愛でるように撫でまわす。
「あはは、くすぐったいよ」
「あっ、優武くんここ薄いよ」
「ちょっと信愛さん!」
「あははは! 冗談冗談!」
怒る優武も可愛い。
「もー怒った!」
「わわっ」
優武は突然起き上がるとふわりと信愛を抱き寄せる。まるでお姫様抱っこされているみたいに信愛の顔が仰向けになって、天井の電灯が見えなくなるくらい優武の顔が間近に迫る。なんて真剣な顔。ドキドキしてしまう。
「……信愛さん……? ごめんね、寝ちゃってたみたい」
ああ、もう起きちゃった……!? 恥ずかしそうに顔を起こそうとする優武。
「ていっ!」
「えっ!?」
信愛は優武の頭をがしっと両手で掴んで起きるのを阻止する。ぐぐぐっと力任せに優武の顔を元の位置に戻す。
「信愛さん、これは……?」
「いいじゃない、もう少しこうしていたって。なんだか久しぶりなんだもん、こういうの」
「信愛さんがいいなら、いくらでも延長お願いしちゃいますけど?」
「えへへ、よしよし、素直でよろしー」
優武の頭を愛でるように撫でまわす。
「あはは、くすぐったいよ」
「あっ、優武くんここ薄いよ」
「ちょっと信愛さん!」
「あははは! 冗談冗談!」
怒る優武も可愛い。
「もー怒った!」
「わわっ」
優武は突然起き上がるとふわりと信愛を抱き寄せる。まるでお姫様抱っこされているみたいに信愛の顔が仰向けになって、天井の電灯が見えなくなるくらい優武の顔が間近に迫る。なんて真剣な顔。ドキドキしてしまう。