完璧美人の私がうっかりスカートを穿き忘れた事がキッカケで恋に落ちた話
 ねだるように彼の名を呼ぶと、顔を上げ私の瞳を射貫くように水澄さんが見つめてきた。
 

「水澄、さ……っ」
「結翔です」
「え?」
「結翔って呼んでください、美月さん」
「あ……えっと、ゆい、と……くん?」
「はい」

 促されるまま彼の名を口にすると、想いを通じ合わせたあの日のようにふわりと笑顔が彼から溢れて。


「あっ、ひゃ、ぁあん!」

 焦らされていた先端がぱくりと彼の口に含まれた。

 まるでご褒美とでも言うように口に含まれた乳首が彼の舌で弾かれる。
 胸全体を揉んでいた彼の指先が、食べられてしまった乳首とは反対の乳首をカリカリと引っ掛き何度も刺激した。

「あっ、やぁっ、両方なんて……っ」

 突然与えられるその刺激は、焦らされ敏感になっていたせいで私の全身に電流に似た快感を走らせる。
 ビクッと全身を跳ね、強すぎる快感を逃がそうとか自然と体が反ると、彼の顔に胸更に押し付けるような格好になった。


「大胆ですね」
「ちがッ、あんっ、ひゃぁあ!」

 そんな私にくすりと笑った結翔さんは、押し付けた分だけ更に強く乳首を吸う。
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