完璧美人の私がうっかりスカートを穿き忘れた事がキッカケで恋に落ちた話
その事に慌てた私が思わず立ち上がり手を振り払った瞬間、ぐにゃりと視界が歪む。
「――っ」
「久保さん!?」
徐々に熱が上がってきていたのか、足にも力が入らず倒れ込むようにその場にしゃがむと、水澄さんも焦ったように私の元へ駆けつけて――
「……え?」
「あ」
――ギョッとした彼と目があった。
“さ、最悪!”
気付かれた、スカートを穿いていないことに気付かれた!
それだけではない。
スカートを穿いていないということは、下着を見られたということで。
「~~ッ」
隠れないとはわかっているが、精一杯制服のシャツの裾を引っ張り隠そうと悪あがきをする。
そんな私の様子に気が付いたのか、愕然としていた彼がハッとしてスーツの上着を私の下半身にかけてくれた。
「あ、ありがとうございます……」
「いえ、こちらこそ……その、すみません」
“絶対謝るのは私の方だから!”
彼の申し訳なさそうな表情に私の方こそ申し訳なくなっていると、しゃがみ込んでいた私の背中と膝裏に彼の腕が差し込まれた。
「――っ」
「久保さん!?」
徐々に熱が上がってきていたのか、足にも力が入らず倒れ込むようにその場にしゃがむと、水澄さんも焦ったように私の元へ駆けつけて――
「……え?」
「あ」
――ギョッとした彼と目があった。
“さ、最悪!”
気付かれた、スカートを穿いていないことに気付かれた!
それだけではない。
スカートを穿いていないということは、下着を見られたということで。
「~~ッ」
隠れないとはわかっているが、精一杯制服のシャツの裾を引っ張り隠そうと悪あがきをする。
そんな私の様子に気が付いたのか、愕然としていた彼がハッとしてスーツの上着を私の下半身にかけてくれた。
「あ、ありがとうございます……」
「いえ、こちらこそ……その、すみません」
“絶対謝るのは私の方だから!”
彼の申し訳なさそうな表情に私の方こそ申し訳なくなっていると、しゃがみ込んでいた私の背中と膝裏に彼の腕が差し込まれた。