完璧美人の私がうっかりスカートを穿き忘れた事がキッカケで恋に落ちた話
“なによ、やっぱり男なんてみんな一緒なんだわ”
結局は下心が出るのだろう。
だが、言い出したのは私なのだ。
食事を奢るという名目がデートという名称になったところでそう変わらないと思い直した私は、渋々だが頷くしかなかったのだった。
私としては仕事帰りにサクッと食事だけ奢ってチャラにしたかったのだが、水澄さんが指定したのは土曜日だった。
“平日の夜は時間が読めないって理由もわかるけど”
残業のほぼない受付業務と残業がある営業部では確かにその通りなのだろう。
だが、少なからず下心を感じてしまっていた私は、指定された時間に思わず首を傾げた。
それもそのはず。
「なんで朝10時なのよ……!」
まさか真っ昼間っから素面でそういった男女の行為に誘われる、なんてことはないだろう。
もし私がスカートを穿き忘れた件で再び脅してきたとしても、流石にそれを受け入れることは出来ない。
簡単にヤれる、みたいな噂が流れる方がスカートを穿いていなかったと噂が流れるより現実味があり、後々面倒なことになると思ったからだ。
結局は下心が出るのだろう。
だが、言い出したのは私なのだ。
食事を奢るという名目がデートという名称になったところでそう変わらないと思い直した私は、渋々だが頷くしかなかったのだった。
私としては仕事帰りにサクッと食事だけ奢ってチャラにしたかったのだが、水澄さんが指定したのは土曜日だった。
“平日の夜は時間が読めないって理由もわかるけど”
残業のほぼない受付業務と残業がある営業部では確かにその通りなのだろう。
だが、少なからず下心を感じてしまっていた私は、指定された時間に思わず首を傾げた。
それもそのはず。
「なんで朝10時なのよ……!」
まさか真っ昼間っから素面でそういった男女の行為に誘われる、なんてことはないだろう。
もし私がスカートを穿き忘れた件で再び脅してきたとしても、流石にそれを受け入れることは出来ない。
簡単にヤれる、みたいな噂が流れる方がスカートを穿いていなかったと噂が流れるより現実味があり、後々面倒なことになると思ったからだ。