完璧美人の私がうっかりスカートを穿き忘れた事がキッカケで恋に落ちた話
“絶対自分の手で取りたいってより、付き合っている訳でもない水澄さんに取ってって言えなかっただけだけど……”
そんな私の表情をどう解釈したのか、少し水澄さんが考える素振りを見せた。
「……それ、自分で絶対取りたい派じゃないってことですか?」
「え?」
された質問の意図がわからず思わず首を傾げた私に差し出されたのは、何度チャレンジしても取れなかったあのカクレオンマスコットで。
「こ、これって」
「久保さんが両替に言ってる間に試したら取れちゃって。もし俺が取ったのでもよければ受け取ってください」
そう言いながら私の右手にグイとマスコットを乗せる。
「で、でも私、貰う理由なんて……というか、水澄さんにメリットなんてないじゃない」
「んー、俺は取れて楽しかったですし、ゲームできて楽しかった、がメリットじゃダメですか?」
きょとんとしながらこちらを見る彼は、やはり少しあどけなく可愛らしい。
きっとこの表情も無自覚で、そして本心から言ってくれているのだとそう感じた。
そんな私の表情をどう解釈したのか、少し水澄さんが考える素振りを見せた。
「……それ、自分で絶対取りたい派じゃないってことですか?」
「え?」
された質問の意図がわからず思わず首を傾げた私に差し出されたのは、何度チャレンジしても取れなかったあのカクレオンマスコットで。
「こ、これって」
「久保さんが両替に言ってる間に試したら取れちゃって。もし俺が取ったのでもよければ受け取ってください」
そう言いながら私の右手にグイとマスコットを乗せる。
「で、でも私、貰う理由なんて……というか、水澄さんにメリットなんてないじゃない」
「んー、俺は取れて楽しかったですし、ゲームできて楽しかった、がメリットじゃダメですか?」
きょとんとしながらこちらを見る彼は、やはり少しあどけなく可愛らしい。
きっとこの表情も無自覚で、そして本心から言ってくれているのだとそう感じた。