【番外編】私、彼女失格です!?
私は何が起こったかわからず、優を見るとこしかできなかった。





私が何も言わずにいると、優が私から一歩離れた。





「藍華?ごめん。藍華かわいかったから...」




「何謝ってるの?」




私が優に聞く。




「はぁ?その反応もしかして思ったより鈍い?」





「え?」





優がもう一度、私に近づく。





優の唇にちょっとピンクっぽい色がついていた。


どう考えても人工的な色。




リップ?





私が愛用してるリップの色と似てるような気がする。





優がこんなのつけるわけない。





私は気づいた。





そのとたん、ブワッと熱くなる。





今まで平常心で優と会話できていたのが、嘘みたいに心臓がバクバク脈打つ。
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