派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。
「さて、それでは入ってください」
「うん、お邪魔します」
少し歩いて、私達はメルティナの部屋の前まで着いた。
彼女に招かれて、私は部屋に入っていく。よく考えてみれば、私は彼女の部屋に初めて入る。彼女が私の部屋に来ることはあったが、逆はなかったのだ。
「ここが、メルティナの部屋……」
「あの……恥ずかしいので、あまり見ないでください」
「え? ああ、ごめんなさい」
私は、メルティナの部屋に入って思わず声をあげてしまった。
実の所、私はこの部屋を知っている。ゲームをやっている時に、この部屋は背景として出てきていたのだ。
それが見られて、私は少し感動していた。ただ、彼女からしてみれば、部屋をじろじろと見られた形になるので、恥ずかしいだけだろう。
「でも、別に恥ずかしがるような部屋でもないと思うけど……」
「そ、そうですか?」
「うん、綺麗な部屋だし……」
もちろんじろじろ見るのはよくないことだろう。だが、メルティナの部屋はとても綺麗である。別に恥ずかしがるようなものはないと思う。
「それで、話というのは何かな?」
「あ、その……実は、シズカさんと相談したいことがあるのです」
「相談したいこと……何かな?」
世間話をするのも楽しくていいのだが、私は本題を聞くことにした。
彼女が私の部屋に来る時は、大抵何か重要な話がある時だ。ということは、今回もそういうことなのだろう。
「うん、お邪魔します」
少し歩いて、私達はメルティナの部屋の前まで着いた。
彼女に招かれて、私は部屋に入っていく。よく考えてみれば、私は彼女の部屋に初めて入る。彼女が私の部屋に来ることはあったが、逆はなかったのだ。
「ここが、メルティナの部屋……」
「あの……恥ずかしいので、あまり見ないでください」
「え? ああ、ごめんなさい」
私は、メルティナの部屋に入って思わず声をあげてしまった。
実の所、私はこの部屋を知っている。ゲームをやっている時に、この部屋は背景として出てきていたのだ。
それが見られて、私は少し感動していた。ただ、彼女からしてみれば、部屋をじろじろと見られた形になるので、恥ずかしいだけだろう。
「でも、別に恥ずかしがるような部屋でもないと思うけど……」
「そ、そうですか?」
「うん、綺麗な部屋だし……」
もちろんじろじろ見るのはよくないことだろう。だが、メルティナの部屋はとても綺麗である。別に恥ずかしがるようなものはないと思う。
「それで、話というのは何かな?」
「あ、その……実は、シズカさんと相談したいことがあるのです」
「相談したいこと……何かな?」
世間話をするのも楽しくていいのだが、私は本題を聞くことにした。
彼女が私の部屋に来る時は、大抵何か重要な話がある時だ。ということは、今回もそういうことなのだろう。