相思相愛・夫婦の日常~マオさん♡ヒメさん編~
“デートしましょう”と言うことになり、その後二人は街へ出ていた。
指を絡め合って手を繋ぎ、ゆっくり街を歩く。
「ヒメさん」
「はい」
「何か欲しいものないですか?」
「え?特には……」
「今日ヒメさんを沢山傷つけたので、何かしたいなって思って……」
「その気持ちだけで十分ですよ?」
「そうですか?
でも何か……」
真皇は、とにかく不安で堪らなかった。
姫華を傷つけたせいで、自分から離れていくのではないかと悶々と考えてしまうのだ。
ふと、頬に温かい感触がした。
「え?」
見ると、姫華が切なそうに見上げていて、頬に触れていた。
「大丈夫ですよ!
私は、ずっとマオさんの傍にいます!」
姫華が優しく微笑んでいた。
真皇の悶々とした思いを、吹き飛ばしてくれるかのような笑顔だった。
「はい!」
真皇は、姫華の手に自分の手を重ねて微笑んだ。
「━━━━マオさん、GWなんですが……
旅行に行きません?」
「フフ…いいですね!
では、旅行会社に行きましょう!」
「はい!」
様々なパンフレットを見て、旅行の計画をねる。
「ヒメさんは、どんな所へ行きたいですか?」
「うーん…
温泉に入りたい気もするし、あ!でも!パーッと遊園地で遊びたいです!」
「では、どちらも行きましょう!
旅館に泊まって、遊園地で遊ぶんです!」
「いいですね~!
フフ…もう、既に楽しみです!」
しかしなんといっても、GWだ。
どこもいっぱいで、予約が取れない。
正確には“真皇の刺青のせいで”というのが正しい。
部屋風呂付きでないと、真皇は大浴場には入れないからだ。
真皇は普通の部屋の風呂で構わないが、姫華が温泉じゃないと嫌だと言ったから。
「まぁ、そうなりますよね……」
「ちょっとギリギリ過ぎましたね……」
ガックリと落ち込む二人。
旅行会社を出た。
「「はぁ…」」
二人同時にため息をつく。
「ギリギリ一部屋位残ってると思ってたのが甘かったですね……(笑)」
姫華が肩をすくめ、切なく笑う。
「………」
「まぁ、でも!
マオさん、諦めてはいけません。
日帰りで温泉に行きましょう!
遊園地も、日帰りで行きましょう!」
今度は、元気づけるように笑った。
「………」
「ん?マオさん?」
「ヒメさん、ちょっと電話してもいいですか?
すぐに済みます。
そこのベンチで待っててください」
「え?あ、はい!」
パタパタと、ベンチに向かい座る。
それを見ながら、真皇は風谷に電話をかけた。
指を絡め合って手を繋ぎ、ゆっくり街を歩く。
「ヒメさん」
「はい」
「何か欲しいものないですか?」
「え?特には……」
「今日ヒメさんを沢山傷つけたので、何かしたいなって思って……」
「その気持ちだけで十分ですよ?」
「そうですか?
でも何か……」
真皇は、とにかく不安で堪らなかった。
姫華を傷つけたせいで、自分から離れていくのではないかと悶々と考えてしまうのだ。
ふと、頬に温かい感触がした。
「え?」
見ると、姫華が切なそうに見上げていて、頬に触れていた。
「大丈夫ですよ!
私は、ずっとマオさんの傍にいます!」
姫華が優しく微笑んでいた。
真皇の悶々とした思いを、吹き飛ばしてくれるかのような笑顔だった。
「はい!」
真皇は、姫華の手に自分の手を重ねて微笑んだ。
「━━━━マオさん、GWなんですが……
旅行に行きません?」
「フフ…いいですね!
では、旅行会社に行きましょう!」
「はい!」
様々なパンフレットを見て、旅行の計画をねる。
「ヒメさんは、どんな所へ行きたいですか?」
「うーん…
温泉に入りたい気もするし、あ!でも!パーッと遊園地で遊びたいです!」
「では、どちらも行きましょう!
旅館に泊まって、遊園地で遊ぶんです!」
「いいですね~!
フフ…もう、既に楽しみです!」
しかしなんといっても、GWだ。
どこもいっぱいで、予約が取れない。
正確には“真皇の刺青のせいで”というのが正しい。
部屋風呂付きでないと、真皇は大浴場には入れないからだ。
真皇は普通の部屋の風呂で構わないが、姫華が温泉じゃないと嫌だと言ったから。
「まぁ、そうなりますよね……」
「ちょっとギリギリ過ぎましたね……」
ガックリと落ち込む二人。
旅行会社を出た。
「「はぁ…」」
二人同時にため息をつく。
「ギリギリ一部屋位残ってると思ってたのが甘かったですね……(笑)」
姫華が肩をすくめ、切なく笑う。
「………」
「まぁ、でも!
マオさん、諦めてはいけません。
日帰りで温泉に行きましょう!
遊園地も、日帰りで行きましょう!」
今度は、元気づけるように笑った。
「………」
「ん?マオさん?」
「ヒメさん、ちょっと電話してもいいですか?
すぐに済みます。
そこのベンチで待っててください」
「え?あ、はい!」
パタパタと、ベンチに向かい座る。
それを見ながら、真皇は風谷に電話をかけた。