相思相愛・夫婦の日常~マオさん♡ヒメさん編~
真皇と姫華の客室の前。
大きく深呼吸する、姫華。
「━━━━よし!笑顔、笑顔!」
ガラッとドアを開け、元気よく「マオさーん!」と声をかけながら入っていく。
部屋では真皇が、窓際にいて外を眺めていた。
そして振り返り微笑んだ。
「マオさん、反省しました?(笑)」
「はい、しました!
ごめんなさい、ヒメさんがあまりにも可愛くて意地悪しちゃいました」
「いいえ!
私も、ごめんなさい!
つい、ムキになっちゃって!」
「いいえ!
ヒメさん、景色綺麗ですよ!」
手招きする真皇に、微笑みパタパタと駆けていく。
「わぁー、綺麗ですね!」
微笑み合う。
「ヒメさん、それは?」
姫華の抱いている物を指差す。
「あ!見てください!
マオさんの好きな焼酎ですよ!」
瓶のラベルを見せる。
「フフ…ありがとうございます!
早速飲み━━━━━あ、いや、持って帰ってゆっくり飲みたいので、キャリーバッグに入れますね!」
「はい!」
「ヒメさんは、何か買わなかったんですか?」
「はい。ピンと来るのがなくて…
でも、会社にお土産持っていきたいので、明日ここを出る時に一緒に選んでくれますか?
マオさんと一緒に決めたいです!」
「はい!わかりました!」
「あ、そうだ!
売店で、風谷さんに会いました!」
「え……」
「あ、だからって何もないですからね!
風谷さんってどんな人なんですか?」
「え?どうしてですか?」
「うーん…なんてゆうか…闇があると言うか……
とっても明るい人みたいだけど、本心はきっと違うんだと思うんです。
きっと、親しい人にしか見せない何かがあるんだろうなぁって。
マオさんは友達なので、見せたりするのかなって」
「そうですね。
こんな言い方変ですが、俺より恐ろしい人です。
見た目が柔らかいからかな?
騙される人多いみたいですよ」
「そっか。
でも、どんな仕事してるですか?
こんな素敵な旅館を手配できるって結構凄いですよね?」
「不動産をいくつも持ってるみたいで、色んな店のオーナーでもあります」
「へぇー、そうなんですね!」
「興味、ありますか?」
「興味…そうですね。
マオさんの友達だから、興味あります。
私の知らないマオさんを知ってるのかなって意味ですが」
「俺?」
“あくまでも風谷さんのことは、マオさんの友達としての興味です”
「風谷さんに興味があると言うより、マオさんの友達に興味があります」
真皇は、姫華が風谷に話していた言葉を思い出していた。
大きく深呼吸する、姫華。
「━━━━よし!笑顔、笑顔!」
ガラッとドアを開け、元気よく「マオさーん!」と声をかけながら入っていく。
部屋では真皇が、窓際にいて外を眺めていた。
そして振り返り微笑んだ。
「マオさん、反省しました?(笑)」
「はい、しました!
ごめんなさい、ヒメさんがあまりにも可愛くて意地悪しちゃいました」
「いいえ!
私も、ごめんなさい!
つい、ムキになっちゃって!」
「いいえ!
ヒメさん、景色綺麗ですよ!」
手招きする真皇に、微笑みパタパタと駆けていく。
「わぁー、綺麗ですね!」
微笑み合う。
「ヒメさん、それは?」
姫華の抱いている物を指差す。
「あ!見てください!
マオさんの好きな焼酎ですよ!」
瓶のラベルを見せる。
「フフ…ありがとうございます!
早速飲み━━━━━あ、いや、持って帰ってゆっくり飲みたいので、キャリーバッグに入れますね!」
「はい!」
「ヒメさんは、何か買わなかったんですか?」
「はい。ピンと来るのがなくて…
でも、会社にお土産持っていきたいので、明日ここを出る時に一緒に選んでくれますか?
マオさんと一緒に決めたいです!」
「はい!わかりました!」
「あ、そうだ!
売店で、風谷さんに会いました!」
「え……」
「あ、だからって何もないですからね!
風谷さんってどんな人なんですか?」
「え?どうしてですか?」
「うーん…なんてゆうか…闇があると言うか……
とっても明るい人みたいだけど、本心はきっと違うんだと思うんです。
きっと、親しい人にしか見せない何かがあるんだろうなぁって。
マオさんは友達なので、見せたりするのかなって」
「そうですね。
こんな言い方変ですが、俺より恐ろしい人です。
見た目が柔らかいからかな?
騙される人多いみたいですよ」
「そっか。
でも、どんな仕事してるですか?
こんな素敵な旅館を手配できるって結構凄いですよね?」
「不動産をいくつも持ってるみたいで、色んな店のオーナーでもあります」
「へぇー、そうなんですね!」
「興味、ありますか?」
「興味…そうですね。
マオさんの友達だから、興味あります。
私の知らないマオさんを知ってるのかなって意味ですが」
「俺?」
“あくまでも風谷さんのことは、マオさんの友達としての興味です”
「風谷さんに興味があると言うより、マオさんの友達に興味があります」
真皇は、姫華が風谷に話していた言葉を思い出していた。