相思相愛・夫婦の日常~マオさん♡ヒメさん編~
「あ?なんだよ、お前」
「………つか!可愛い~!」
「何?代わりにあんたが、俺達の相手してくれんの?」
「は?嫌です」
「だったら、ほっておけよ」
「それも嫌です。
こちらの女性達、嫌がってるじゃないですか。
こうゆうの、私大嫌いなので」
「あんたに関係なくね?」
「ほら、散った散った!」
「弱いものいじめはやめてください。
こちらの女性達を解放してください。
あなた方こそ、帰ってください」
「は?お前、しつこい!!」
「だいたい!
どうせ戦うなら、自分より強い人に立ち向かったらどうですか?
こんなの、カッコ悪いです」
「はぁ?お前…いい加減に━━━━━」
そう言って、姫華に殴りかかろうとする。
姫華は、ギュッと目を瞑った。
「………」
(え?え?痛く…ない……?)
恐る恐る目を開けると……………
真皇が、男の手を握りしめていた。
「え?マオ…さん?」
「ヒメさん、大丈夫ですか?」
「はい!」
「良かった!
やっぱ、ヒメさんはカッコいいなぁー!」
微笑み、頭を撫でる真皇。
しかし反対の手は、男の手を握り潰している。
「あ、あの…マオさん」
「はい」
「その手…離してあげてください…」
「ん?あ、あー!
うーん……ナカバ、ヒメさんとここにいろ。
いいか?絶対に、こっちには来るなよ?」
「はい、わかりました!」
「え?え?マオさん!?
ダメですよ!?
帰りましょ?」
男を引っ張り、人気のない所へ行こうとする真皇を慌てて止める。
「ダメなのは、こいつ等ですよ?」
「マオさん!」
「せっかくヒメさんが注意したのに、聞かないこいつ等が悪い。
更に、ヒメさんに手を上げようとした。
もう……許されません!」
「でも、マオさんが加害者になります!」
「それでも構わないです。
ヒメさんを傷つける人は、俺が許しません」
「でも!さっきは、私のことを止めたじゃないですか!?
それは良くて、マオさんは止まってくれないんですか?
それ、おかしいです!」
「………」
「ね?やめましょ?
マオさんが加害者になる方が、私は傷つきます!
それにマオさんのおかげで、私は無傷なんだから!」
言い聞かせるように言った姫華に、ゆっくり手を離す真皇。
男の手首は、青紫に腫れていた。
男達は怯え、逃げるように駆け出した。
真皇は項垂れ、落ち込んだように塞ぎこんでいた。
「ごめんなさい…」
そして、ポツリと言ったのだった。
「………つか!可愛い~!」
「何?代わりにあんたが、俺達の相手してくれんの?」
「は?嫌です」
「だったら、ほっておけよ」
「それも嫌です。
こちらの女性達、嫌がってるじゃないですか。
こうゆうの、私大嫌いなので」
「あんたに関係なくね?」
「ほら、散った散った!」
「弱いものいじめはやめてください。
こちらの女性達を解放してください。
あなた方こそ、帰ってください」
「は?お前、しつこい!!」
「だいたい!
どうせ戦うなら、自分より強い人に立ち向かったらどうですか?
こんなの、カッコ悪いです」
「はぁ?お前…いい加減に━━━━━」
そう言って、姫華に殴りかかろうとする。
姫華は、ギュッと目を瞑った。
「………」
(え?え?痛く…ない……?)
恐る恐る目を開けると……………
真皇が、男の手を握りしめていた。
「え?マオ…さん?」
「ヒメさん、大丈夫ですか?」
「はい!」
「良かった!
やっぱ、ヒメさんはカッコいいなぁー!」
微笑み、頭を撫でる真皇。
しかし反対の手は、男の手を握り潰している。
「あ、あの…マオさん」
「はい」
「その手…離してあげてください…」
「ん?あ、あー!
うーん……ナカバ、ヒメさんとここにいろ。
いいか?絶対に、こっちには来るなよ?」
「はい、わかりました!」
「え?え?マオさん!?
ダメですよ!?
帰りましょ?」
男を引っ張り、人気のない所へ行こうとする真皇を慌てて止める。
「ダメなのは、こいつ等ですよ?」
「マオさん!」
「せっかくヒメさんが注意したのに、聞かないこいつ等が悪い。
更に、ヒメさんに手を上げようとした。
もう……許されません!」
「でも、マオさんが加害者になります!」
「それでも構わないです。
ヒメさんを傷つける人は、俺が許しません」
「でも!さっきは、私のことを止めたじゃないですか!?
それは良くて、マオさんは止まってくれないんですか?
それ、おかしいです!」
「………」
「ね?やめましょ?
マオさんが加害者になる方が、私は傷つきます!
それにマオさんのおかげで、私は無傷なんだから!」
言い聞かせるように言った姫華に、ゆっくり手を離す真皇。
男の手首は、青紫に腫れていた。
男達は怯え、逃げるように駆け出した。
真皇は項垂れ、落ち込んだように塞ぎこんでいた。
「ごめんなさい…」
そして、ポツリと言ったのだった。