相思相愛・夫婦の日常~マオさん♡ヒメさん編~
「よくよく聞いたら“運命の女”に出逢えた。
彼女を、何があっても失いたくない。
だから俺の願いを聞いてくれって」
「マオさん…」
「マオさんはね。
ずっと、一人だった」
「え?
でも、風谷さん達……」
「うん。
仲間や友人はいた。
でもマオさんの心はいつも、孤独だった。
マオさんってね。
仲間といても、いつも一人で空を見上げてたんだ。
ただ、ボーッと…………
でね。
その表情はいつも……悲しそうなんだ。
今にも泣きそうなくらいに。
戦ってる時はあんなに怖いのに、空を見上げてる時は弱々しかった」
「………」
「そんなマオさんが姫華ちゃんに出逢って、ほんとに幸せそうで………!
だから俺達、マオさんの願いを聞き入れることにしたんだ。
でもあの旅館で話をしたでしょ?
そしたらさ。
姫華ちゃんに興味湧いちゃって!
だから、会いに来たの」
「そうですか…」
「ねぇ、俺とも仲良くして?
また今度、三人で食事でもしよ?」
「…………はい、いいですよ!」
「ほんと!?
マオさんが嫌がるだろうけど、説得してね!」
「あー、はい(笑)」
そして、風谷が自宅マンションまで送ってくれた。
「━━━━━ありがとうございました!」
「ううん!
…………でも…ちょっと、ビックリしたなぁー」
「え?」
「俺の職業聞いて、ひくだろうなって思ってたから」
「そりゃあ…職業は受け入れてません」
「やっぱり?」
「でも……
マオさんの友達を否定することはできません」
「そっか!」
「それに━━━━━」
「ん?」
「…………いえ…
━━━━━失礼します。
お気をつけて!」
軽く頭を下げ、去っていく姫華。
「━━━━━大丈夫だよ!!」
その後ろ姿に声をかける風谷。
姫華が振り向くと、優しく微笑んでいた。
「“マオさんは、わかってくれる。
君の全てを受け入れてくれる”」
そして、意味深に言ったのだった。
去っていく、高級車。
「え……風谷さん、もしかして……
“知ってるの?”」
私の……罪を━━━━━━━━━
彼女を、何があっても失いたくない。
だから俺の願いを聞いてくれって」
「マオさん…」
「マオさんはね。
ずっと、一人だった」
「え?
でも、風谷さん達……」
「うん。
仲間や友人はいた。
でもマオさんの心はいつも、孤独だった。
マオさんってね。
仲間といても、いつも一人で空を見上げてたんだ。
ただ、ボーッと…………
でね。
その表情はいつも……悲しそうなんだ。
今にも泣きそうなくらいに。
戦ってる時はあんなに怖いのに、空を見上げてる時は弱々しかった」
「………」
「そんなマオさんが姫華ちゃんに出逢って、ほんとに幸せそうで………!
だから俺達、マオさんの願いを聞き入れることにしたんだ。
でもあの旅館で話をしたでしょ?
そしたらさ。
姫華ちゃんに興味湧いちゃって!
だから、会いに来たの」
「そうですか…」
「ねぇ、俺とも仲良くして?
また今度、三人で食事でもしよ?」
「…………はい、いいですよ!」
「ほんと!?
マオさんが嫌がるだろうけど、説得してね!」
「あー、はい(笑)」
そして、風谷が自宅マンションまで送ってくれた。
「━━━━━ありがとうございました!」
「ううん!
…………でも…ちょっと、ビックリしたなぁー」
「え?」
「俺の職業聞いて、ひくだろうなって思ってたから」
「そりゃあ…職業は受け入れてません」
「やっぱり?」
「でも……
マオさんの友達を否定することはできません」
「そっか!」
「それに━━━━━」
「ん?」
「…………いえ…
━━━━━失礼します。
お気をつけて!」
軽く頭を下げ、去っていく姫華。
「━━━━━大丈夫だよ!!」
その後ろ姿に声をかける風谷。
姫華が振り向くと、優しく微笑んでいた。
「“マオさんは、わかってくれる。
君の全てを受け入れてくれる”」
そして、意味深に言ったのだった。
去っていく、高級車。
「え……風谷さん、もしかして……
“知ってるの?”」
私の……罪を━━━━━━━━━