相思相愛・夫婦の日常~マオさん♡ヒメさん編~
「━━━━ヒメさん!!
やっと帰ってきてくれた……!
お帰りなさい!」

嬉しそうに駆け寄り、頭をポンポンと撫でる真皇。

「マオさん」

「はい!」

「マオさんに、話したいことが“二つ”あります」

「え?あ、は、はい…」


ソファに並んで座り、向き直る真皇と姫華。

「マオさん」
「はい」

「さっき、風谷さんに会ってきました」

「…………え…!?
なん…で…?」

「風谷さんのこと、聞きました。
國瀬組の組員さんだって。
あと、マオさんのチームでのことも少し聞きました」

「聞いたん…です、か……
……っ…ヒメさん!!
俺を嫌いにならないでください!!!」

途端に狼狽えだす、真皇。
姫華の肩を掴み、懇願する。

「マオさん!」

「お願いします!
ヒメさんに嫌われたら……俺は死んでしまう!!
風谷とは、縁を切りますから!!」

「マオさん!!落ち着いてください!!」

「………っえ?ひ、ヒメさ……」
目を合わせ言い聞かせる姫華に、諭されるように静まる。

「私は、マオさんを嫌いになりません!
そんなつもりで、話をしてるわけではありません!」

「え……」

「大丈夫です!
私はそれでも!マオさんが大好きです!
だから、風谷さんや他の組員の友達と縁を切る必要ないですよ?」

「ヒメさん…」

「大丈夫です!」

微笑む姫華を、抱きつく真皇。
そのまま力強く抱き締めた。

「ヒメさん…ヒメさん……ありがとうございます!
俺も、大好きです……
好き…好き…大好きです……!」
そして、噛みしめるように言葉を繰り返す。

「はい/////」
姫華もしがみついた。

そして腕を緩め、向き直った。
姫華の頬を包み込む。
親指で口唇をなぞると、顔を近づけキスを落とした。
チュッ!チュッ!と、頬や鼻の頭に落ちていく真皇の口唇。

「ちょっ…マオさ…//////まだ、話終わってな…/////」
「んー、ヒメさん好き、好き…!」

そのまま、ソファに押し倒される。

真皇の口唇は、首や鎖骨にも移動していく。

「マオさ…やめ……」
「ヒメさん、ヒメさん…!」

自分の全てを受け入れてもらった上に、愛し続けてくれることがわかり、真皇の喜びは最高潮だった。

姫華の言葉が耳に入らない程に、興奮していた。
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