こんなLOVEありかも★
THREE

両親の愛情

私が不機嫌な顔をすると、『又桃と喧嘩したのか? 唯はお姉ちゃんなんだからな。


桃に優しくしないといけないんだぞ。


唯は俺に似て不器用だから、中々うまくやれないのは分かるけど、


二人だけの姉妹なんだから仲良くしてほしいな。』



何言ってだか、あんたと私本当の親子じゃないんだから、



似てる訳ないじゃん。



「あのさぁいつまで私を騙すつもり、


私の父親はあんたじゃない。


私みんな知ってるんだからね。」



父は驚きもしない。



『それがなんだって言うんだ。


血の繋がりだけが親子なのか?


俺はそう思ってない。


唯が生まれた時俺は嬉しかったよ。


唯は今まで俺の子だって思ってる。』



だったら何故?



どうして私でなく桃花に自分の後を継がせるの?



「じゃなんで桃花に後継がせるの?私じゃ駄目だって言ってたよね。」



父は苦笑いをした。



『唯その話しいつ聞いた?』



いつって言われても、あの時宗もいて、



私泣きたいのを我慢した。


『唯その話し最後まで聞いた?』



最後までって何?






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