こんなLOVEありかも★
母が私を抱き締めてくれた。



「あのねあなたがお腹にいた時、私死のうとしたの。

それを止めてくれたのは孝哉さんなんだ。


お腹の大きな私を愛してくれた。


そして生まれた唯花も自分の子だと言ってくれたの。

孝哉さんの愛情は本物だからね。


唯花は一杯愛されているんだよ。


だからもう桃花と仲良くしてほしい。


唯花も分かってるよね。


宗君も解放してあげないといけないでしょ。


唯花も早く本当に好きな人探さないとね。」



母はみんな知っていたんだね。



泣きたくないのに涙が溢れる。



私ってこんなに泣き虫だった。



私の中に暖かい風が吹く。


氷のように冷たく固まってしまった私の心に、



暖かい風が吹いた。








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