あの星空を忘れない。
「はい!星奈の分!」
そういうと黒羽ちゃんは私にお皿を渡した。

「ありがとう!」

「ふふ、昔から星奈ってメロン好きだよね」

「うん!大好き!」

メロンは大きいしたくさん食べれるからねぇ!

「もう、食べ過ぎには気をつけなよ?」

「うん!」
そういうと黒羽ちゃんは自分の果物を食べ始めた。

「ねぇねぇ黒羽〜」

「ん?どうしたの?」

「これ見て面白くない??」

「やば!めちゃくちゃ面白いじゃん!w」

「でしょ??w」

いいなぁ、あんな風に話せて、
でもしょうがないよね…

所詮、私はこの町の"元"住人だし、

5年も離れてたら差が生まれて当たり前だし…

「ね!星奈ちゃん!」

手にたくさんお菓子を持った萌音ちゃんが
私に話しかけた。

「ん?どうしたの」

「あのね!みんなと連絡先交換しない?」

連絡先!そういえば交換してなかったな…

「うん!交換したい!」

「やった!じゃあみんなのグループに入れるね!」

グループ?

「え?いいの?」

「もちろん!じゃ!入れるねぇ!」

そういうと萌音ちゃんは私をチャットアプリで、みんなのグループに招待した。

「わ!すごい!」

初めてやった!

なんか、普通の中学生になったみたいで嬉しくなった。
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