ギャルゲーオタクの幼なじみとほんの少し大人になれました
私、大学生になりました!
「あー、テストやばいよー!!」
部屋の机には教科書に大量のプリントの山。
もうすぐ、大嫌いなテストが始まります。
私、霧姫朱里(きりひめ あかり)、大学2年生になりました。
「叫ぶ暇があるなら、目の前の現実から目を逸らさない。わからないことがあれば、俺が教えてやるから」
「黒炎君は余裕そうで羨ましいよ……」
彼、柊黒炎(ひいらぎ こくえん)君は幼稚園からの幼馴染。高校の頃から付き合っていて、今でもラブラブな恋人です。
でも、そんな黒炎君は中学時代からハマっているものがあります。
それは……
「なんかこういうのって、ギャルゲーの主人公がヒロインを落とすイベントの一つにありそうだよな!」
「う、うん…」
そう、黒炎君は大のギャルゲー好きなのです。
その中でも私と同じ名前の『アカリ』って子が未だに推し?らしい。
私のことを大事にしてくれるし、好きなのも伝わってくるんだけど、大事にされすぎて、未だにキス以上のことはしたことがないんです。
私だってもう大学生。手くらい出したっていい頃なのに。いや、むしろ遅いくらいだよ!
部屋の机には教科書に大量のプリントの山。
もうすぐ、大嫌いなテストが始まります。
私、霧姫朱里(きりひめ あかり)、大学2年生になりました。
「叫ぶ暇があるなら、目の前の現実から目を逸らさない。わからないことがあれば、俺が教えてやるから」
「黒炎君は余裕そうで羨ましいよ……」
彼、柊黒炎(ひいらぎ こくえん)君は幼稚園からの幼馴染。高校の頃から付き合っていて、今でもラブラブな恋人です。
でも、そんな黒炎君は中学時代からハマっているものがあります。
それは……
「なんかこういうのって、ギャルゲーの主人公がヒロインを落とすイベントの一つにありそうだよな!」
「う、うん…」
そう、黒炎君は大のギャルゲー好きなのです。
その中でも私と同じ名前の『アカリ』って子が未だに推し?らしい。
私のことを大事にしてくれるし、好きなのも伝わってくるんだけど、大事にされすぎて、未だにキス以上のことはしたことがないんです。
私だってもう大学生。手くらい出したっていい頃なのに。いや、むしろ遅いくらいだよ!