ギャルゲーオタクの幼なじみとほんの少し大人になれました
「朱里。なんか上の空だけど、テスト勉強は大丈夫なのか?」


「え?続きする!」


因みに黒炎君は高校の頃、常に学年10位以内に入るほど頭が良かった。

今でも勉強の仕方が要領よくしてるのか、たんに講義を聞くだけで理解するのかはわからないけど、成績はめちゃくちゃイイ。


容姿は身長が180になったけど、相変わらず童顔。ついでに本人に言うと気にするから言わないけど、童貞。

まだ私としたことないし……。


それに加えて、私はいつも赤点ギリギリ。

とはいえ、高校の頃とは違い、大学に追試とかはないから単位を取れるようにこうして必死に勉強してるってわけ。


追試がないとどうなるって?

そりゃあ、単位を落とせば言うまでもなく来年は同じ学年よね、うん。


「朱里。さっきから気になったから言うけど、こういうの興味あるのか?」


「なっ…!///」


黒炎君が持ってたモノ。
それは、男女がそういうことをしてる本である。
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