いつも側に…
1切ない気持ち
ピピピ ピピピピ
――――――
「…もうちょっと…」
さっきから鳴り続ける携帯のアラームに独り言を呟く。
まだ眠くて、身体を起こす事が出来ず、もぞもぞと頭から布団をかぶりなおす。
――――――
「おはようございま〜す」
「あら?純君、おはよう。毎朝悪いわねぇ。明日香いつも通り部屋だから、お願いね。」
「わかりました♪」
そんなやり取りがかすかに聞こえてきた…
まだここ(布団)に居たいのに……
トントントントン
純ちゃんの階段を上がる足音が聞こえてきて、
――ガチャ
バタン!!
「こら〜!!あ〜す〜か〜!いつまで寝てる気だ!!」