いつも側に…
「じゃあ、今は?今から少しでいいから会えない?」


お願い純君。

私を不安にさせないで。

こんな醜い嫉妬なんて、本当はしたくないんだから。

会えるって言って。


心の中で沢山願ったのに、思い通りにはならなかった。


返ってきた答えは……。




「ごめんな安西。急ぐから。」



目の前が真っ暗になった。

心臓がバクバクいって、落ち着かない。

喉も渇いてきた。



「純君、どうして?」



震えながらも声を振り絞って尋ねたのに、純君からは何の返事もない。



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