いつも側に…
「ねえ純君、私より……明日香の方が大事なの?…本当に明日香はただの幼なじみ?」



駄目だって分かってた。


こんな事聞いちゃいけないって。


だけど頭が混乱してて、ずっと気になっていた事を口に出してしまった。


嫌われたくなくて、気付かないフリをしていた。


いつかは私を好きになってくれるはずだって、信じていたかったから。




「ごめん。今日バレンタインなのに。本当にごめん安西。だけど、俺……やっぱり明日香が心配で、一人にしておけない。」



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