いつも側に…
「迷惑?」

不思議そうに聞き返す友季子。


「うん。私ね、いつも純ちゃんに心配かけてばっかりで。あと、毎朝起こして貰ったり、色々面倒見て貰ってるから…。」


!!……まずい?

毎朝起こして貰ってるは余計だったかな?


恐る恐る友季子を見ると、下を向いてクスクス笑ってた。



良かった。笑ってる。


「もう、明日香らしいね。朝くらい自分で起きなよ。」

クスクス笑ったまま私の方を見た友季子は……。

少しすると、真剣な表情に戻って言ったんだ。





「私はね、純君にチョコ渡せなかったんだ。」






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