いつも側に…
「友季子聞いて?私ね、その日熱出して寝込んでて、ママもいなくて…純ちゃんが看病してくれてたの。」

「知ってるよ、聞いたから。」


「何か勘違いしてない?きっと純ちゃんは、うちのママ達に頼まれて断われなくて、それで……仕方なく行けないって友季子に連絡したんだと思う。
だから、純ちゃんに迷惑かけた私が一番悪い。
だから」
「もういいの。」


!!

友季子は私の言葉を遮った。

だけど、いいってそんなに悲しい顔で言われても納得出来ないよ?



二人とも黙ってしまい、重たい空気が流れた。


夜空の星はあんなに綺麗に輝いているのに。

友季子に私の言葉は届かないの?

勘違いしたままなんて駄目だよ。

友季子が、純ちゃんが私を選んだと思ってるなら………勘違いなんだよ?


とても、私には辛い事実だけど。




「明日香…。聞いてくれる?」

「う、うん…。」


しばらくすると、また友季子が口を開いた。


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