いつも側に…
「私、さっきね、C組の熊野君に告白されたんだ。」

「は?」

突然の話についていけなくて、思わず変な返事をしてしまった。


すると友季子はまた笑い出す。

「ごめんごめん明日香。そうだよね、いきなり話題変わりすぎだったよね?でも、ちゃんと関係有るから。とりあえず聞いて?」

「あ、うん。…私こそごめん。」


それを聞いた友季子は、また話し出した。




「えっと……私その、さっき告白されるまでね、自分はまだまだ純君の事忘れられないって、思い込んでたんだ。すごく好きだったのに別れたから……。」


「…うん。」


"すごく好きだったのに別れた"

その言葉が引っ掛かった。

じゃあ二人はどうして別れたの?

そう思ったけど、友季子の話を遮らない様に黙って聞いてた。



< 149 / 366 >

この作品をシェア

pagetop