いつも側に…
「だけど、告白されて、単純に嬉しかった。"純君じゃなくちゃ嫌"って思わなかった。…付き合ってみてもいいかな?って。……だからね、そんな風に思えた自分が淋しかったけど、それ以上に嬉しかったの。自分で考えていたよりも、忘れる事が出来てたんだなって実感した。」


「……うん。」


『うん』しか言え無かった。
他に返事のしようが無かった。

友季子はどうして、私にこんな話をしているんだろうって、不思議に感じて。




「だからね、自分の気持ちの変化を実感出来たから、明日香に伝えておこうと思ったの。」


「?…何を?友季子の気持ち?」


「ううん。……私と純君が別れた訳。」

「え!?」


驚いて、大声を出してしまった。

だけど友季子は、更に私を驚かせる様な事を言った。


< 150 / 366 >

この作品をシェア

pagetop