いつも側に…
「明日香のせいなんだよ?私に失恋させたのは、明日香なの。」


この言葉に胸がズキンとした。

「やっぱり、友季子何か勘違いしてるよね?純ちゃんは、私を選んだ訳じゃないと思うよ?頼まれて断われ無かっただけで…。」


何とか、誤解を解こうと必死だった。

だって純ちゃんは、私の事幼馴染みとしか思ってない。

それなのに、そんな勘違いされたら純ちゃんに申し訳ない。

それにもし"迷惑だって"純ちゃんに思われたら……嫌だった。




だけど私の気持ちなんて気にもせず、友季子は話を続ける。


「あのね明日香。勘違いしてるのは、明日香だよ?私はちゃんと確かめたの。」

「確かめた?」


「そう。バレンタインなのにどうしても会えないって言うから『それって、明日香の方が大事って事だよね?』って聞いたの。……そしたら『そうなると思う。』って言われた。」



嘘。嘘でしょ?


さっきまでの不安な気持ちは無くなって。

代わりに、私の心臓は煩い位にドキドキして。

この後、何て答えていいか考えられなかった。


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