いつも側に…
話の展開についていくのがやっとの私に、突然なんて提案をするんだろう?

「ちょ、ちょっと待ってよ友季子。落ち着いて?だいたい、純ちゃんが私の事を好きだっていうのも信じられないのに突然告白なんて・・・」


私は慌てて、両手と首をぶんぶん振りながら訴えた。

でも、友紀子はにっこり笑う。


なんか、その笑顔が怖いんですけど・・・・・・。


「明日香?」

「・・・はい?」


「じゃあ純君は私と別れたいから嘘ついたとでも言いたいの?『そうなると思う』って?わざわざあんな真剣な声で?私はそんなに嫌われてたって事?」

こ・・・怖い・・・。

「違うよ、そうじゃないってば。」


「でしょ?だから、明日香の事好きって事でしょ!」

「・・・・・・」

どうしていいか分からない。

なんて答えていいのかも。

私は俯いて考え込んでしまった。




すると、友季子は私の両肩をグッとつかんで言った。

「遠慮しないで?と言うより遠慮される方が今は嫌!!私のせいで二人が付き合わないとか絶対に嫌だから!イライラするし。だから、とっととくっついちゃって?」


< 153 / 366 >

この作品をシェア

pagetop