いつも側に…


どうしよう。

想定外の展開になっちゃったよ。


これってもしかして、私が純ちゃんじゃない誰かに片思いしてると勘違いしてて、純ちゃんはそれを応援しようとしてくれてるって事?

私が好きなのは純ちゃんなのに、その純ちゃんに恋愛祈願のお守りを買って貰うの??

もしかしたら、頑張れとか励まされちゃうの?


・・・本当にどうしよう!!!

私、告白なんて出来るのかな・・・?



純ちゃんがいなくなった事で、さっきまでの緊張から少し解放されて肩の力が抜ける。

独りでその場に立っているのも何なので、近くにあったベンチに座って待つ事にした。



ふと見ると、相変わらず売り場は混雑している。

あれじゃ純ちゃん当分戻ってこないかな・・・?


時間がかかる事を確認したら、待っている時間がとても長く感じて、だんだん気持ちが沈んでいった。



気合い入れてみたけど、なんか空回りしてるし、もしかしたら私一人だけ盛り上がってるのかな?


もしかしたら、友希子の話だって間違いかもしれないし・・・


嫌な想像ばかりがどんどん膨らんで不安が募っていく。










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