いつも側に…

「良かった。」


私の隣に座った純ちゃんは、そう呟いた。


私が黙って純ちゃんの方を見ると

恥ずかしそうに笑った。



「健太に地主神社の事聞いて…明日香がさ、もしかしたら誰かに告白するのかなって考えたら、気が気じゃなかった。

おかしんだよな。
当分、幼なじみのままでいいと思ってたはずなのに。
明日香が俺じゃない誰かと付き合うとか、考えたくなくて……

つい、必死になった。」


まっすぐ前を向いたまま、純ちゃんはすごい事を言う。


それって―――

すごい告白だよ?


また、涙が出てきちゃうよ。


分かってる?

純ちゃん―――。


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