いつも側に…

それから私達は、若葉と中村君が待っているお土産屋に向かった。


「なんかさ、どんな顔してあいつらに会えばいいんだろうな?」


「そうだよね、きっとからかわれるよ…ね?」



思いっ切り想像がつくよ。
きっと若葉はニヤニヤしながら近づいて来て――。




「待ってたよ〜お二人さ〜ん!」


「!!若葉?」


「あんまり暇だから迎えに来ちゃった♪――で、二人仲良く歩いてるって事は?そういう事?」



なんて、想像通りの質問をしてくる。


恥ずかしくて、ヘラヘラと笑ってる私。


でも純ちゃんは、そっと私の手を繋ぎ


「ご心配おかけしましたが。」


なんて言いながら、繋いだ手を若葉に見せた。



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