いつも側に…

ひぇぇぇーーー!!

純ちゃんって、案外大胆!?


恥ずかしさの余り硬直している私をよそに、若葉は目を輝かせて私達を見つめている。


更に、そのすぐ後ろから中村君が顔を見せ、


「純〜!仮にも俺の前で堂々と宣言しやがって〜!」

なんてわざとらしく言いながら、純ちゃんの頭を拳でグリグリしていた。


「痛いって健太!止めろ!」

純ちゃんもそれに応える様に、私の手を離し、中村君とじゃれあいながら歩き出す。



そんな二人の様子を、ぼーっと眺めていたら


「おめでとう明日香!!本当に良かったね〜♪」


私には若葉が抱き着いて来た。


「うん。ありがと。」


嬉しくて、私も若葉に抱き着く。



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