いつも側に…
「私、娘がいないじゃない?だから、明日香ちゃんの髪を巻いてあげれるの、嬉しくて。」
なんて言いながら、本当に楽しそうなおばさん。
「私なんかで良ければ、いつでも髪巻いて下さい。」
「そうね、明日香ちゃんの成人式も結婚式も私に任せてね?」
「はい。」
そんな風に考えて貰えるのが嬉しくて、私は上機嫌で答える。
だけど
「早く純と結婚してね。」
「!!ええ?」
とんでもない事をさらっと言われ驚いてしまった。
「あら?嫌なの?」
「いや、そんな……嫌じゃない…です。」
言いながら、自分で顔が真っ赤に染まっていくのが分かった。
そんな私の反応をみて、おばさんは笑っていた。