いつも側に…
――ピンポーン
玄関のチャイムの音がした。
私とおばさんのやり取りを見て笑っていたママは、「は〜い」と答えながら玄関に向かった。
「おじゃまします。」
そう言ってリビングに姿を見せたのは純ちゃんだった。
思わず意識して、余計に顔が熱くなる。
……だって……私が純ちゃんと結婚――。
頭の中妄想で一杯な私を、不思議そうに見ている純ちゃんと目が合い、慌てて作り笑顔を浮かべる。
やだ、何だか恥ずかしいよ〜!
あんまり見ないでよ〜!!
なんて、心の中で叫んでみてもやっぱり通じない。