いつも側に…
「やだ…」
小さな声で呟く。
「やだじゃないだろ。中3にもなって、自分で起きて来いよ。」
呆れながら純ちゃんはそう呟いた。
朝が苦手な私。
昔から隣に住む純ちゃんに起こしてもらっている為、毎朝こんなやり取りで目を覚ます。
「だいたい携帯のアラームなんて何の役にもたってないし。」
純ちゃんのぼやきはまだ続いている。
仕方がないので私はベッドから起き上がった。
「お!偉い偉い♪じゃ、俺下階に行ってるから早く着替えて来いよ。」
「…うん。」