いつも側に…
「あ!始まった!」
「うわ〜綺麗だね〜」
どんどん連続で上がる花火。
ドーン!!
という大きな音をたてて上がった金色の花火は、単色だけどとっても大きくて迫力満点。
それから、カラフルな花火が次々に夜空に上がっては花開く。
開いた花火が落下する時のパチパチという音までよく聞こえた。
「凄いね!綺麗だね!」
余りに感動してすっかり見入っていた私は、無意識の内にもっと近くに行こうとしてたみたいで、波打際ギリギリのところに立っていた。
「明日香、濡れるから。」
「!え?きゃっ…」
後ろから純ちゃんに腕を引っ張られて、よろけてしまった。