いつも側に…


突然過ぎて目を閉じる事も出来なくて。


ただ硬直したままの私。



それからすぐに、柔らかくて温かい純ちゃんの唇は私から離れる。





そして、優しい瞳の純ちゃんは、私の顔を覗き込みながら囁いた。



「ごめん、驚いた?」

って。




だけど、驚き過ぎて返事も出来ないよ。



ただ、純ちゃんと目が合ったら……どんどん顔が熱くなってくる。



ドキドキ――キュンキュンが止まらない。



自分の身体なのにコントロール出来なくて、体中の血液が凄い速さで流れ始めちゃって。

心臓はドクンドクン煩いし。





恥ずかしいやら何やらで、何だか涙が出そうだよ。



だって、私、今


純ちゃんとキスしたよね?

……したよね?


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