いつも側に…
「望(のぞむ)君、次どうする?」
「んん〜……純、ビリヤードは出来るか?」
「いや、やった事ない。」
「そっかぁ……よし。俺が教えてやるぞ。」
「本当?やった!!」
……はぁ。
やっとボーリングが終わって安心してたのに、目の前で繰り広げられる会話に頭が痛くなりそうだった。
しかも、純ちゃんの瞳はキラキラ輝いちゃって、本当に楽しそうだし。
私とデートより、お兄ちゃんに遊んで貰った方が嬉しいのかな…?
なんだか、複雑な心境。
お兄ちゃん相手にヤキモキやきそうだよ。
しかも、二人は私の存在を忘れてない?