いつも側に…

「――そうか、純は偉いな。」


「……そんな事ないよ。」


「いや、偉い!俺は中学の時、将来なんて真剣に考えてなかったよ?」




……………
………

だんだんと眠りから覚めてきて、二人の話し声が聞こえてきた。



将来……ってなんだろ?


私はまだ目も開けられず、寝ぼけた頭でぼんやり考えていた。





だけど、お兄ちゃんの次の台詞で一気に目が覚めた。


「―――安心して明日香を任せられるな!そうかぁ、純と兄弟になる日も近いかな?」




えええ??

ちょ…ちょっとお兄ちゃん??

何言ってんのーーーー!!?

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