いつも側に…


それは本当に小さな声で、呟く様に落ちた言葉だった。



それを聞いたお兄ちゃんは
ははっ!って笑いながら、

「なるべく早くな?」

って純ちゃんに言っていた。


表情は見えないけど、嬉しそうな声だった。






そして私は――。

感動のあまり溢れそうになる涙を堪えるのに必死だった。



純ちゃん、ありがと。

純ちゃん、大好き。



今日の一日は全然デートらしく無かったけど。



でも今、私は世界一幸せな女の子だよ。



ねぇ純ちゃん?

ドキドキし過ぎて、今夜はきっと眠れないよ。

純ちゃんの事が好き過ぎて、胸が苦しいんだよ――。

大好き、純ちゃん。




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