いつも側に…
「あ……明日香。――今日は来たんだ。」
「――うん。」
夕方、いつもの様に純ちゃんの部屋に会いに行った。
昨日の事があったからか、純ちゃんはどこかぎこちなかった。
そう感じた私も、やっぱりぎこちなかったかな?
「座らないの?」
部屋のドアを開けたまま立っている私を見て、純ちゃんは優しく聞いてきた。
ちゃんと私の目を見ながら。
そんな些細な事が嬉しくて、やっぱりいつもの純ちゃんだと安心する。
ドアを閉め隣に座る。
そして少しの間、いつもみたいにテレビを見ていた。