いつも側に…

「あ……明日香。――今日は来たんだ。」


「――うん。」



夕方、いつもの様に純ちゃんの部屋に会いに行った。

昨日の事があったからか、純ちゃんはどこかぎこちなかった。


そう感じた私も、やっぱりぎこちなかったかな?



「座らないの?」


部屋のドアを開けたまま立っている私を見て、純ちゃんは優しく聞いてきた。

ちゃんと私の目を見ながら。


そんな些細な事が嬉しくて、やっぱりいつもの純ちゃんだと安心する。



ドアを閉め隣に座る。


そして少しの間、いつもみたいにテレビを見ていた。

< 243 / 366 >

この作品をシェア

pagetop