いつも側に…
「――」
胸が痛い。
なんて言えばいいか分からない。
やっぱり純ちゃんは真剣なんだ。
「寮に…入るの?」
やっぱり、今みたいに毎日会えなくなるの?
私を見て、少し悲しそうな顔をした純ちゃん。
だけどはっきり答えた。
「入るよ。ここから通学出来る距離じゃないから。」
まっすぐに私を見ながら言うんだね。
何の迷いも無く。
言葉が出なくて、苦しくて、代わりに涙が出そうになる。
泣いても仕方がないのに…。