いつも側に…

「毎日、会えなくなる…ね?」



思わず出てしまった言葉。

だけど純ちゃんの顔は見れない。

どんな反応をするのか、恐くて見れない。


そのかわり、本音がぽろりと出てしまう。



「私、純ちゃんと離れるの……嫌だよ。今までずっと、ずっと隣に住んでいて、会いたい時はいつでも会えたのに、それが当たり前だったのに。純ちゃんがここからいなくなるなんて、想像出来ないよ。」



――涙と一緒に。


心の不安がポロポロこぼれた。


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